Miyamura

Veterinary Clinic

みやむら動物病院

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Miyamura Veterinary Clinic
2015年 (東京都江戸川区)

a portable shiled and a bag

    みやむら動物病院(東京都江戸川区)
  • 建築設計:鈴木敏彦(ATELIER OPA)+西澤高男(buildingLandscape)
  • LVLデザイン監修:山代悟
  • 照明設計:岡安泉照明設計事務所
  • 構造・防耐火設計:安井昇 佐藤孝浩/桜設計集団
  • 設備設計:ピロティ
  • 写真:齋藤さだむ、ATELIER OPA、buildingLandscape
  • 設計期間:2014年1月~2015年3月
  • 施工期間:2015年4月~2015年10月
  • 主要用途:入院設備付き動物病院
  • 施工:大和工務店
  • 延べ床面積 : 246㎡

みやむら動物病院は、院長の宮村卓馬先生と獣医師や看護師の方々がペットと飼い主を丁寧に診察するクリニックとして地域の方々に親しまれています。手狭になったのを機に建て替えることになり、アトリエオーピーエーがビルディングランドスケープと協働して手掛けた建物が2015年11月に完成しました。耐火性と機能性と快適さを実現する国産木材を使用した木造建築として様々な賞を受賞しています。動画では、地鎮祭から竣工を経てウッドシティTOKYOモデル建築賞最優秀賞を受賞するまでをご紹介しています。

 受賞
2018年 ウッドシティTOKYOモデル建築賞最優秀賞
2017年 第43回東京建築賞一般一類部門奨励賞
2016年 第十九回木材活用コンクール 林野庁長官賞
2015年 T-1グランプリLVL賞

 受賞
2018年 ウッドシティTOKYOモデル建築賞最優秀賞
2017年 第43回東京建築賞一般一類部門奨励賞
2016年 第十九回木材活用コンクール 林野庁長官賞
2015年 T-1グランプリLVL賞

診察の待合の時間を居心地良く過ごせるように高い吹き抜けを作りました。上層階で必要な面積を確保するために上に向かってパースの効いた上昇感のある断面形状になりました。日中はスリットから差し込む光がストライプの模様を内部に描き出します。1階には診査の流れに沿って待合室、4つの診察室、検査・処置室を帯状に配置しました。

木層ウォールの積層面をあらわしで用いて、縞々の木目が印象的な内部空間となりました。この面には竪穴区画が必要であるため、強化石膏ボードで区画をした上で仕上用の15mm厚のLVL材を用いています。待合の廊下の長いベンチや、切り株のような椅子「スタンプチェア」もLVLでデザインしました。

2階のトリミング室です。

2階の手術室です。犬、猫、その他エキゾチックアニマルに対応します。

3階のCTスキャン室です。ペットサイズではなく人間用と同じサイズです。

3階の医局サロンはスタッフが仮眠と休憩に用います。LVL仕上材の内部空間に、様々な組み合わせが可能なブロック状のクッションを配置しました。犬や猫など動物が触れた時の衛生を考慮して、水分をはじくウェットスーツの生地をクッションカバーに用いています。

階段は明るい緑色です。

夜になると、建物のスリットから温かい光がこぼれます。工事期間には町の人々に「美術館かおしゃれなアパートが出来るようだ」と噂されていました。現在はペットと定期的に通いたい動物病院として親しまれています。 みやむら動物病院は、平成にその価値を再び見直されされた木造建築の先駆けとなりました。主立面である南面外壁と、東西面外壁及び内部構造壁の一部に、構造材としてLVL(単板積層材)厚板壁による「木層ウォール」を採用しました。厚さ150mmの構造体であると同時に、無被覆で外壁として一時間準耐火の大臣認定を取得した材料です。耐候性をもたせるため、LVL壁柱に透湿防水シートと通気層を傘ね、さらに撥水防腐塗装をした30mm 厚の仕上用LVL材を施しました。「日経アーキテクチュア2015年8月10月号」「新建築2015年11月号」「近代建築2015年12月号」に掲載されています。『都市木造デザイン大全―構造や防耐火から接合部のディテールまで』(日経アーキテクチュア2018年11月)の掲載ページをご紹介します。

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