黒川紀章のカプセル建築

Capsule Architecture by Kisho Kurokawa
出版社 Opa Press
発売所 丸善出版株式会社
著者 写真=山田新治郎、文=鈴木敏彦
発売日 2024/8/8
言語 日本語、英語
編集・英訳 杉原有紀
デザイン 舟山貴士(舟山制作室)
アートディレクション 鈴木敏彦
ページ数 624ページ
ISBN 978-4908390111
判型 15.3x3x15.3cm
価格 8,800円(税込)
印刷所シナノ書籍印刷株式会社

内容紹介

建築家の黒川紀章(1934-2007)は日本を代表する建築家であり思想家です。1972年に東京・銀座に竣工した中銀カプセルタワービルのカプセルの再利用が2021年に決まり大きな話題を呼んでいます。2022年春に建物が解体されたあと、140個のカプセルは取り外され海外の美術館で展示されたり、国内各地で宿泊施設として用いられたする予定です。しかし、カプセル建築は中銀カプセルタワービルだけではありません。黒川は弱冠26才で建築を新陳代謝させる理論運動「メタボリズム」を展開し、1969年にカプセル宣言を行いました。現代ではごく当たり前となった、コンパクトで機能的な住まいを移動するノマドなライフスタイルやインターネットの出現を、黒川は既に50年前に予言していたのです。本書は80年代後半に黒川紀章都市建築設計事務所に所属した著者が、70年代にカプセル建築を担当した元所員にインタビューを行い、1970年の大阪万博のパビリオンや、1973年の別荘カプセルハウスK、1979年に発明した世界初のカプセルホテルを時系列に解説しました。新たに撮り下ろしたカラー写真を豊富に紹介する豪華愛蔵本です。カプセル建築を取り巻く時代と、思想と、未来についての魅力を日英バイリンガルで伝えます。

受賞
日本タイポグラフィ年鑑2023ブック・エディトリアル部門ベストワーク賞受賞。

プレスリリース(2022年12月26日)受賞のお知らせ、カプセル建築についてよくある質問と回答

プレスリリース(2022年4月4日)書籍発売のお知らせ、著者コメント


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 ページ紹介


目次 『黒川紀章のカプセル建築』


□はじめに
 カプセル建築の系譜
 ホモ・モーベンスの住まい
□ギャラリー
 中銀カプセルタワービル、カプセルハウスK、埼玉県立近代美術館
□黒川紀章のカプセル建築をひも解く
 座談会(茂木愛子、阿部暢夫、黒川未来夫、鈴木敏彦)
 1969 カプセル宣言
 1970 大阪万博、タカラビューティリオン、空中テーマ館住宅カプセル
 1972 中銀カプセルタワービル
 1973 カプセルハウスK
 1979 カプセル・イン大阪
 2014 ナインアワーズ成田空港
 2021 ダンボールスリープカプセル
□中銀、その後
 中銀カプセルタワービルの解体後の展開 前田達之氏に聞く
 メタボライジング・メタボリズム マルコ・インペラドリ
 次世代のカプセル建築
□おわりにかえて
 私と黒川紀章

※訂正情報
36ページ 表題のA906は、正しくはA904です。
198-199ページ 石間克也は、正しくは石間克弥です。
202ページ 「無かったなかった」 は、正しくは「無かった」です。
238ページ 「黒川紀章が審査委員長」は、正しくは「審査委員のひとり」です。
250ページ7行目 首都大学東京(都立大学)建築学科は、正しくは首都大学東京(現都立大学)システムデザイン学部インダストリアルアートコースです。
ここに訂正し深くお詫びいたします。


Contents Capsule Architecture by Kisho Kurokawa

Introduction
A Genealogy of Capsule Architecture
A Home for Homo Movens

Gallery
Nakagin Capsule Tower Building
Capsule A906
Capsule House K
Kitchen Capsule
Bedroom Capsules
Teahouse Capsule
Recreation Room (Renovated Bedroom)
Living Room
Capsule Exhibited at Museum of Modern Art, Saitama

Unraveling the capsule architecture by Kisho Kurokawa
Symposium by Toshihiko Suzuki, Mikio Kurokawa, Nobuo Abe and Aiko Mogi
1969 Capsule Declaration
1970 Takara Beautillion
1970 Expo’70 Theme Pavilion: Capsule House
1972 Nakagin Capsule Tower Building
1973 Capsule House K
1979 Capsule Inn Osaka

An interview about Capsule Inn Osaka with Shinichi Honda
Column A review of Capsule Inn Osaka Kazuya Ishima
Design of Capsule Inn Osaka Aiko Mogi
The History of Capsule Hotels Yuki Sugihara

2014 Nine Hours Narita Airport
2021 Cardboard Sleep Capsule

After Nakagin Capsule Tower Building
Story after Demolition of Nakagin Capsule Tower Building:An interview with Tatsuyuki Maeda
Metabolizing Metabolism: Visions on Kisho Kurokawa’s capsules destiny
Next-generation capsule architecture

Closing remark
Kisho Kurokawa and Me

* Apology and correction
The title A906 on page 36 is correctly A904. We apologize for providing incorrect information.


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